Jeremy Steig氏の新しいアルバムが発売になりました。
タイトルは「PTERODACTYL」。
翼竜という意味のこのタイトルは、あるNYの若手ピアニストから「あなたのようにジャズスクールに通わず、巨匠と言われるミュージシャンと演奏する中で育ってきた、いわゆる『たたきあげ』のミュージシャンは、絶滅危惧種だ」と言われた事がきっかけだそうです。
セッションをかさねることで成長するというのは、理想的な形かもしれませんね。
ビル・エヴァンスやアート・ブレイキーといったジャズの巨匠はもちろん、実はジョニー・ウィンター、トミーボーリン、そしてジミ・ヘンドリックスといったロックな面々とも競演されています。
今回のアルバムはすべての楽器をJeremy氏が演奏されていて、これまでのアルバムとまた違った印象です。
録音を始められる前に頂いたメールには、「彼らが斜面を滑る様を思い描きながら演奏してみるよ」とありました。
光栄に思います。